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2010年01月13日(水) たんけん隊
スターウォッチングに行ってきたYOU
 YOUです。今年も宜しくお願いいたします。今回、ぼくは、浜松市天文台さんと浜松市環境保全課さんが協力して開いてくれた「スターウオッチング」に行ってきました。
 「スターウォッチング」とは、星空を観察する活動を行い、「大気汚染」や「光害」の影響を調べる活動です。
 まず、初めに、「光害」や今日、観察する「天の川」や「すばる」についての説明がありました。
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<YOUの「へぇ、そうなんだぁ」紹介しまぁす>
「へぇ、そうなんだぁ1」
 「光害」とは、野外照明器具が発する光のうち、目的の照明範囲外にもれる光によって起こる悪影響
 ・星が見えにくくなる
 ・交通障害を引き起こす場合がある
 ・睡眠障害を引き起こす場合がある
 ・植物の生育障害を引き起こす場合がある

「へぇ、そうなんだぁ2」
 「すばる」というのは日本語。「統べる(すべる)」が変化して「すばる」になったとも。意味は「ひと続きにつながっているもの」「一つにまとめる」。
 平安時代の女流作家、清少納言は、「枕草子」の中で、「星はすばる(星はすばるがいい)・・・」と言っている。

 この他、観察するときのポイントを教えてもらったり、観察に使う双眼鏡をセットしたりして、いよいよ「スターウォッチング」。天文台の屋上へ!!

 さぶっ(寒)、急いでニット帽をかぶるなど寒さ対策をしました。そして、夜空を見上げると・・・。うわ~きれいな星空!
 あれが「オリオン座」、
 オリオン座のベテルギウスと、こいぬ座のプロキオン・おおいぬ座のシリウスの3星から構成される三角形が「冬の大三角」、
 オリオン座のななめ上の方に、「おうし座」、
 その「おうし座」の中に「すばる」はあります。
 YOUの肉眼では、「オリオン座」・「冬の大三角」・「おうし座」を確認することができましたが、「すばる」については、星がかたまっているあのへんだなってぐらいでした。
 そこで、双眼鏡での登場!「え~と『すばる』は?、だいたいあのへんね。」、双眼鏡を目に当て、空を見上げていきます。「お~っ、お~っ」。
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 見えました、見えました、いただいた資料と同じような形で並んでいる「すばる」を見て、感動!!
 「3.6等星のアトラス」、「2.9等星のアルキオネ」など「5.5等星のケレノ」ぐらいまではYOUの目にもはっきりと見えました(本当はもっと見えれば良かったのですが)。そして、見えた星を「観察ノート」に記録していきました。

 この観察以外にも、天文台の望遠鏡で、「オリオン星雲」や「ぎょしゃ座の星団M37」を見ました。参加した子どもたちも(オリオン星雲を見て)「4つ、ポツポツしたものがあるけど、モワーっとしている。」、(星団M37を見て)「何だか、お塩をパラっとしたみたい。」などと楽しそうに話していました。
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この望遠鏡の先に、「オリオン星雲」や「星団M37」が

 あっという間に観察終了の時刻になり、その後、部屋にもどって双眼鏡の片付けや資料の整理をしまいました。そして、参加した子どもたちには、「ゆうゆうポイントシール」が配られました。

 帰り、浜松行きのバスを待つ間、YOU、何度も何度も、星空を見上げました。そして、私たちは、星空が見える環境を保つ努力、もっと多くの星が見える環境に戻していく努力を、していかなければいけないなと思いました。
 最後になりますが、
 バスを待つ間、YOUが、「目をとじて何も見えず~♪・・・すーばーるーよー♪」と歌ったかどうかは、皆さんのご想像におまかせしますね(笑)。