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2010年07月29日(木) たんけん隊
富士市立博物館で行われた「手作り和紙工芸」の講座に、コナが行ってきました。
 こんにちは、レポーターのコナです。
 今日は富士市立博物館で行われた「手作り和紙工芸」の様子を見に行ってきました。

 「紙の町 富士」を大きく取り上げ、和紙の面白さを伝えている「アートスペース富士和紙」のみなさんが、親子7組に「手作り和紙時計」を分かりやすく指導してくれました。
 身近にある紙ですが、作り方となると・・・、知らないものですよね。参加したみなさんは、初めて作る和紙に興味しんしんでした。
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作り方は、
①こうぞ(楮)のせんい(繊維)を使って型をつくる
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②型に楮の繊維を細かく切ったものと液体のりを混ぜたものを入れる
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③水分を取りながら型にくっつける
④型の中にも楮の繊維を入れて、また原液を入れる
②③④を繰り返す。
 なかなか根気のいる作業でしたが、和紙が段々できていく様子に、子どもたちは夢中になって作業を進めていました。
 富士宮市から来たT君は、富士山が大好き。富士山の形の時計をつくると意気込んでました。
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 どんな時計ができるのか、すごく楽しみですね。完成品を見に行きたいと思います。
 今日は時計の形をつくるまでやりました。8月1日まで乾燥させてから続きを行います。続きをやるのが待ち遠しいようで、乾燥させている型を外でじっと見ている子もいました。
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 他に印象的だったことは、一緒に来ていた保護者の方がとても熱心に作業の流れや材料について、先生に聞いていたことです。
 話を聞くと、自由研究のテーマにしているとのこと。博物館などのイベントは、自由研究のいい材料になるみたいですね。
 夏休みのはじめに、子どもたちはとてもいい経験ができたと思います。講師の先生は「多くの人に和紙の面白さを知って欲しい」とおっしゃってました。富士市に住んでいる子どもたちには、ぜひ体験して欲しい講座です。驚きと発見がたくさんありますよ。