第一回 「今川氏全盛時代を築いた今川義元」 戦国大名今川氏の初代に数えられる今川氏親の子で3代目にあたる義元のとき、今川氏は全盛 期を迎えます。2代目で兄氏輝死後の家督争い「花倉の乱」を経て当主の座につくと、巧みな 外交戦略を駆使して「甲相駿三国同盟」を結び、版図を最大のものとします。
第二回 「今川氏の本拠地今川館を探る」 戦国大名今川氏が本拠としたのが駿府今川館でした。城ではなく館を本拠としていたのです。 足利氏から吉良氏が生まれ、吉良氏から今川氏が生まれたことから明らかなように、今川氏は 京都の将軍を意識していました。そのため、京都の将軍邸と同じような館を築き、そこを本拠 としたわけです。しかし、それがどこにあったのか長いこと謎のままでした。ところが、昭和 57年(1982)、当時の駿府公園の発掘現場から今川館の一部らしきものが遺構として見つかり ました。今川館とはどのようなものだったのかについてお話しします。
第三回 「戦国三大文化の一つ今川文化とは」 戦国三大文化といういい方があります。数ある戦国大名の中で、特に文化面に力を入れた大名 の文化のことです。周防山口の大内文化、越前一乗谷の朝倉文化、そして駿河府中の今川文化 です。それぞれの文化の特徴と、特に今川文化の特筆される部分をくわしく見ていきます。京 都風公家文化(王朝文化)としての側面と、禅宗文化、そして、家臣団の結合を強める「輪の 文化」も注目されるところです。
第四回 「今川氏から徳川氏に引き継がれたもの」 周知の通り、徳川家康は少年時代、8歳から19歳まで今川義元の「人質」として駿府で生活し ていました。家康がその後、天下人として君臨することになる素地はこの今川義元「人質」時 代に培われていました。家康が大御所になって駿府城に入ったあと、駿府で家康は駿河版とい う本を印刷させていますが、これは、今川義元が駿河版を出させていたことを真似たもので す。文治政治、法治国家づくりも今川氏のやり方を踏襲しています。
※都合により変更になる場合があります。
開催日 |
2024年05月08日(水)
2024年05月22日(水)
2024年06月12日(水)
2024年06月26日(水)
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開催時間 |
13:30~15:30 |
会場 |
葵生涯学習センター1階 ホール
静岡市葵区東草深町3番18号 |
駐車場 | 無 |
講師名 | 小和田哲男氏 |
講師紹介 |
静岡大学名誉教授 戦国大名・今川氏のお膝元で、徳川家康の 隠居先でもあった静岡市で1944年に生まれ る。72年、早稲田大学大学院文学研究科博 士課程修了。専門は日本中世史。戦国時代 史研究の第一人者として知られ、NHK大河 ドラマ「どうする家康」の時代考証を務め る、歴史番組でおなじみの顔。趣味は「城 めぐり」で、公益財団法人日本城郭協会の 理事長も務める。 |
対象 |
その他:一般
どなたでも |
定員 | 120人 |
申込受付期間 |
2024年02月19日(月)~2024年04月19日(金)
多数抽選 |
申込方法 | 往復ハガキ、またはHPからお申込みください。4/19(金)必着(多数抽選) 詳しくは備考をご覧ください。 |
講座分類 | 歴史・文化 |
費用 | 1人2500円 |
主催 | 葵生涯学習センター(アイセル21) |
備考 |
❖申込方法❖ ●往復はがき…往信欄に①講座名②お名前③住所④電話番号⑤年齢、返信欄に返信用のあて先をご記入 いただき、葵生涯学習センター(〒420-0865静岡市葵区東草深町3-18)までお送りください(往復は がき一枚につきお一人様までの申込となります)。 ●HP…生涯学習センターHP(https://sgc.shizuokacity.jp/)の講座ページ内にある「この講座に 申し込む」ボタンをクリック、必要事項を入力してお申し込みください(同じアドレスでの複数人の お申込はご遠慮ください)。 HPから申し込みを行う方は、以下URLからお申し込みください。 https://sgc.shizuokacity.jp/event/view.asp?cid=7856
申込〆切:4/19(金)必着、多数抽選
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